ちょらぶろぐ

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ドラマ「コウノドリ」の第10話を見た感想!出生前検査について夫婦で激論を交わしてみた

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こんにちは、ちょらぶろぐのヒデチョラです!

前回の第9話は、私が39度超えの高熱を三日間出していて視聴できませんでした。

絶対にインフルエンザだと思って2回も検査に行ったんですが、どちらも陰性でして。

産まれてこのかたインフルエンザにかかったことがない歴をまた更新してしまいました(笑)

ということで、今回は第10話の感想を述べていきますね。

今回は、二組の家族がどちらともダウン症と診断された結果どうするのか、というお話でした。非常に議論を巻き起こしそうなテーマですね。

 

 

 

ダウン症出生前診断!その是非を問う

そもそも出生前診断や羊水検査とは?

 今回のコウノドリで扱われていたのは、まだここ最近出たばかりの新出生前検査のことですね。

これはそもそも受けられる病院もまだ全国に少なく、条件もあるようです。

出産予定日に妊婦の年齢が35歳以上である、妊婦、あるいはご主人に染色体異常がある、過去にダウン症児を妊娠、出産したことがある、などが条件だそうです。

こちらは少量の血液で判定するものなので、流産の危険性などはなし。

ただし費用は高額、といった点もあります。

そして羊水検査。これは割とメジャーな検査ですね。こちらはダウン症かどうかがわかる確率は99%以上という、かなり高精度な検査です。

こちらはお腹に針を刺すため、少なくはありますが流産の危険性もあります。

どちらの検査も高額で、羊水検査で12~15万円、新出生前検査で20万円ほどかかるそうです。

 

我が家でも激論を交わしてみた

 私なりの意見をぶつけさせてもらいますと、出生前検査には超反対派です。

そもそも生きるか死ぬかの選択をなぜ親が勝手に選んじゃうの?と。

以前にもこちらの記事で似たような意見を述べさせていただきました。

 

 

この記事でも述べたように、私は宿った命に責任がある以上、どんなことがあっても責任を全うするべきだと思います。

赤ちゃんは死にたいなんて一言も言ってないですし。

今橋先生も言ってたけど、ダウン症の人は生涯幸せだと感じる率も高いんだとか。

そのダウン症の人は果たして「あ~生まれてこなきゃよかった~!」と思うんですかね?

それって普通の健常な人だって思うことですよね。「俺なんか生まれてこなきゃよかった…」とか言ってる人って割とたくさんいますし。

というか障害というのはいつ起こるかわからないものであって、それこそ健康な赤ちゃんであってもいつどうなるかはわからないんです。

それなのに生まれる前から命を捨てるなんて、私には納得いきません。

しかし妻はやはり今回のコウノドリを見ても意見は変わらず、もし自分だった場合で上の子がいる今の我が家の状態であれば、上の子のために中絶を選ぶかもしれない、とのことでした。

上の子のことを考えたら、やっぱり我が家の中に少しでも苦労を増やしたくないというのが母親としての心なのだそう。

しかも我が家は転勤族なので親も頼れませんしね。確かに苦しいことも多くなるでしょう。

妻の言い分もわかります。でもやはり結論は出ない、本当に難しい問題ですよね。

でも私も父親として、また妻のパートナーとして、苦労を背負ってあげてでも守りたいなと思っています。 

 

今回のコウノドリの二組の家族が選んだ道は?

 

今回のコウノドリの中では二組の家族がダウン症と診断され、それぞれ苦悩する様が描かれていました。

一組目の家族は、弁当屋をやっていて家計に余裕もなく、上の子もいるため、二人目に障害があったならば育てることはできないという選択をします。

まずこちらの家族について意見を述べていきますと、我が家の妻の言い分とほぼ同じであるので、わからなくはない、その選択も仕方ないのかもしれない、という結論です。

ただ疑問に思ったのは、果たして障害のあるお子さんの家庭は健常なお子さんのいる家庭と比べて本当に経済的に苦労するのか?という点です。

調べてみると、障害における国による手当金は、重度で月5万円、中度で月3万円の支援金があるそうです。

施設などにかかる負担金も、実際にはそこまでかからないといった様子でした。

まだまだ調べ足りていないのでわかりませんが、もし手当金をトータルして計算すると普通に子育てするのとあまり変わらないのであれば、この「経済的に苦労する」という理由はあまり正当化できないのでは?と思いました。

 

さて、問題は二組目の家族ですよ。この家族なんですが、両家の親も集まって話し合いまでするんですが、みんなして「今回はあきらめた方がいい」とか言うんですよ。

妊婦である奥さんのお母さんも、「あんたが苦労するところを見たくないから、あきらめなさい」と言うんですね。

いやその気持ちもわかりますよ、親ですから。私だって息子が苦労するところはなるべく見たくはありません。

でも、肝心の「あきらめる理由」が、ドラマの60分間の中で最後の最後まで一度も出てきません。

一組目の家族のように「家計や仕事に余裕がない」とか「上の子がいる」といった明確な理由が全く出てこないんですよ。

なんならこうやって両家で集まれるくらいには両家の両親が近くに住んでいるんでしょ?しかも健康で4人ともご存命なんでしょ?おまけに裕福そうな雰囲気まである。

しかも新出生前検査に加えてダメ押しで羊水検査までするとなると、検査費用は20万円以上は確実にかかっていますし、そこそこ家計には余裕がありそうでした。

旦那さんも言うことはずっと、今回はあきらめることにしました、とかばっかり。

 ただ「自分たちが苦労することになる」とか「自信がない」と言う漠然とした理由があるのみ。

それって、ダウン症じゃない子どもだってそうですよ。自閉症だって、発達障害だって、それこそ健常な子どもだって親はみんな、どんな形であれ苦労することになるんですよ。

その度合いはもちろん違うかもしれませんし、安易に産めよとは言いませんしとても言えません。それでも中絶をする決定打となる理由がこの家族からは全く伝わってきませんでした。

なので終盤にはもう見ていてイライラしてきましたね。

 そしてようやく、中絶する直前になり、妊婦さんから産みたいという本音が出ました。それを支えてあげた妊婦さんのお母さんからも、「あんたがへこたれても私が支えるから」といった言葉が出て、一転して中絶を取りやめます。

それをもっと早く言ってあげたらよかったのに!!

最初から、「ママが育児が辛くてどうしようもなくなっても、私が支えるからそこは心配しないで」というような言葉を誰かが一人でもかけてあげていれば、こうはならなかったのでは?と思いました。

そしてその言葉を真っ先にかけてあげるべきなのは旦那さんですよね。

もちろん悩む気持ちもわかるんですよ、わかるんですけどね。難しいですね。

 

次回でいよいよ最終話となってしまいますね。

終わってしまうのがとても寂しい。

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