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大手企業から大手企業へ転職したもうすぐ2児のパパのブログ

ドラマ「コウノドリ」の第3話を視聴して、産後鬱の怖さと無痛分娩への期待を知った。

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こんにちは、ヒデチョラです。

昨日もコウノドリの第三話を視聴し、号泣する妻と意見の交わし合いとなりました。

第二話について書いた記事では皆様から非常に大きな反響を頂き有難うございました!

 

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今回のコウノドリは、産後鬱と無痛分娩にスポットを当てたお話でしたね。

第二話からも盛大に産後鬱のフラグが立っていましたが、やはりそうでした。

また、みんな子育てを美化しすぎです」というセリフもありましたが、これには妻もうんうんと頷いていました。

確かに理想と現実のギャップは存在すると思いますね。我が家の実体験とドラマ「コウノドリ」の両方の観点から思ったことを書いていきたいと思います。

 

 

実体験とコウノドリの両方の観点から産後鬱と無痛分娩を考える。

産後鬱は恐ろしいし身近なもの

妻から言われて衝撃的だったのが「実は私も上の子の時産後鬱っぽかったよ」と。

身近で起こり得るものだと思いましたし、産後に何らかの精神異常で自殺してしまう人の30%が産後鬱が原因らしいので、とても恐ろしいものだとも思いました。

原因1:環境

よくよく聞けば、妻は上の子の出産の際に私の転勤による引っ越しがあり、友達も知り合いも一人もいない中で里帰りもできずに出産をしました。

私もオムツ変えや沐浴などそれなりに手伝っているつもりでしたが、日中一人ぼっちで育児をしていると孤独に苛まされていたそうです。

しかも妻は比較的若い年齢で産んだため、当時は地元の友人たちにも出産を経験した人もおらず、気軽に愚痴を言える人もいなければ、引っ越したばかりのせいで土地勘も全くなく、保健師に相談するという発想なんかもなかったそうです。

その頃はまだ今ほどにTwitterなどのSNSも発展していなかったので、妻はなお不安感や孤独感が募っていたのでしょう。

原因2:夜泣き

夜中に子どもに泣かれて泣き止まないと、責められている気持ちになるんだそうです。

確かに産後3か月くらいの頃に妻があまりの夜泣きの辛さに、泣いて家を飛び出したことがありました。

その時は息子を私が抱えて普段あまり飲ませていないミルクを必死にあげ、そしたらミルクを盛大に吐かれ、てんやわんやになった記憶があります。

コウノドリの中の産後鬱の佐野さんの状態は、妻曰くとてもリアルな演出だそうです。
特に、「なんで泣くのよ」「泣きたいのはこっちだよ」というセリフ。
これってほとんどのママさんが一度は思ったことあるんじゃないの?とのことでした。

 

原因3:夫

当時は自分も父親になったばかりだったせいもあってか、知らないうちに妻を追い詰める発言をしてしまっていたかもしれないのだなと今更ながら猛省しています。

先ほどの夜泣きの例ですが、私も息子が赤ちゃんの頃は、夜泣きを代わって抱っこし続けたことがあります。

でも赤ちゃんがギャン泣きしてるときって、誰が何してもダメなんですよね。

抱っこしようがユラユラしようが変な顔をしようが、全っ然通じないんですよ。

その時に「やっぱりママじゃないとダメなんだよね~」言ってはいけないと思います。それを言ってしまうと、ママに負担を大きくかけてしまうからです。

確かにおっぱいを与えたら泣き止む場合も多いですが、そうじゃないことも多いんです。

オムツや体温調節、げっぷが出ないといった原因が隠れてることもありますが、原因なんかなくても泣きまくることもあるんです。

そういう時にママを余計追い詰めるような発言は決してしてはいけませんね。

パパも大変だとは思うけど頑張らなくてはいけないんです!

我が家の妻も現在妊娠中ですが、第二子だからといって、また再び産後鬱のようにならないとは言えません。

しっかりとサポートしていきたいと再認識しました。 

ティライミにイライラ

 コウノドリの中の佐野さんの旦那さん、ナオトインティライミさん。

彼がなかなかの役どころを発揮してくれたなと思いました。(笑)

仕事が忙しい、出張が多いというのはやはりどうしようもないことです。基本的な仕事が忙しい人は転職活動もそうそうできないですしね。

家にあまりいられない状況では、なかなかママの隠れたSOSは見つけられないでしょう。

やはりドラマだから旦那さんも改心するのが早かったですが、世の中の旦那さんがみんなこのようにはいかないでしょう。

私も正直、もしもあんな風に病院で自殺騒動を起こした妻を見たとしたら「何やってんだよ!」と責め立ててしまわないとも言い切れません。

やはりそのようにパパがしっかりとサポートができない方には、実母でも保健師さんでも友人でも、なんでもいいから別のサポートが必要だと思います。

ただし注意が必要ですが、育児がそこまで辛くなかったというママさんには、育児が辛いという相談は絶対にしてはいけないとのことです。

わかってもらえないだけでなく、育児が辛くないエピソードを話されるだけでストレスが増えるだけだそうです。

意外と育児が全然辛くなかったというママさんは多いそうです。実家近くで育児ができる人も多いですし、こればっかりは周りの環境や、生まれ持った赤ちゃん自身の性格にもよるので不公平感はありますがしょうがないです。

近くに相談できる人がいない場合は、パパが頑張ってサポートしてあげましょう。

それにしてもナオトインティライミさん、口角がずっと上がっているせいか、深刻な場面でも笑っているように見えちゃいました(笑)

口角が上がっているのは良いことなんですけどね、このドラマではどうなんだ(笑)

ここまで親身になってくれる産婦人科はそもそも少ないはず

私は産婦人科医でもなければ看護師でもないですし、実際にそういった医療従事者から話を聞いたわけではないので断言はできません。

第一子では妻は最初は個人病院で、転院し出産は大学病院で、第二子は個人病院にて出産予定なので、現時点ではまだ三軒の産婦人科しか私たちはかかったことがありません。

ですので実際のところはわかりませんが、こんなに親身になってくれる産科医さんなんているの?という疑問があります。

やはりドラマだからと言ってしまえばそれまでなのですが、実際の産婦人科はここまで親身にはなれないと思います。

もちろん印象に残る患者さんというものはいるでしょうが、今回の佐野さんのように「大丈夫です」と言ってしまう患者さんのことを大勢で気にしてマークするというのはあまり現実的ではないような気がしました。

ドラマの病院のような大きいところで一人の患者さんの話を医者が複数人で親身になって聞くなんてことは、まずできないでしょう。

特にNICUもある大きな病院で、救急患者も搬送されてくるようなところですし。あのように何度も会議を重ねたりというのは実際にできるものなのでしょうか。

第二話のように癌を併発していて命に関わる患者さんの場合は別だと思いますし、何度も会議を重ねるのはわかるんですが。(専門家がいればぜひ現場の声を聞いてみたい…)

先生や看護師さんたちだって人間ですし、色々と思うところはあると思います。もし本当にコウノドリのような現場があるとしたら、妊婦さんはかなりありがたいですよね。

ちなみに先日読んだ「透明なゆりかご」という漫画では、個人病院の産婦人科の内情をまた違った視点でなかなかに壮絶に描かれていますので、オススメです。

 

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 無痛分娩の将来性に期待したい

 川栄李奈さんが演じていた妊婦さん、キャラが立ってましたね。

妻はまず、火事を見たら痣がある子が生まれるだとかの迷信を吹き込みまくる母親に腹が立っており、同じく無痛分娩はおっぱいが出ないとかの迷信を吹き込む友人にも怒っていました。

そして何より、それを全部鵜呑みにして調べもせずに病院に来て先生にいちいち迷惑をかける妊婦本人にイライラしていました。

私も同意です、調べたり、電話で聞いたりできることであって、いちいち外来に来てまで先生に相談することじゃないと思いました。

このネットで調べたらあらゆる情報が出てくる時代に、救急の患者さんもいるであろう大病院の医者にわざわざ聞きに行くという人もいるんでしょうかね。

もちろん体調に関することで不安があれば聞きに行くのが確実ですが。

まぁドラマの演出なんですけど!(笑)

むしろこんな風に思わせてくれる演技をちゃんとできていた川栄さんがお上手ということですね。

それにしても、無痛分娩って本当にあんな風に「あ、赤ちゃん出てきてる!私今産んでるんだ~!」ってなるんですかね!?

「痛くなってきたよ!」と言えば「じゃあそろそろ麻酔増やしますね~」となって、「おっ痛くなくなりました!」という流れになるんですかね!?

きちんと調べていないし周りに無痛分娩の経験者がいないのでわかりませんが、もし実際にあんな感じだとしたらすごく良いですね、無痛分娩。

最近無痛分娩の事故がニュースでピックアップされていたので、世間ではやはり怖いという認識も増えているようですが…。

ドラマ内でも四宮先生が産科麻酔医が増えないとどうしようもないと言っていましたし、無痛分娩の普及はそう簡単なことではないとは思います。

それでも将来的にはいつか、妊婦さんが少しでも痛いことがなく出産できる時代が来ると良いですね。

だって私の妻は上の子の出産のときに、「殺してくれぇ~~!」と連呼していましたから(笑)

私はその時どうしても休めず会社におり、電話の向こうからその声が聞こえてきたので、何事かと思いましたが、相当痛いんでしょうね…。

痛みがあるから子を愛せるという人もいますが、痛さの度合いってありますよね(笑)

よく言われるのが鼻からスイカ出すとか(笑)

耐えられそうにありません…。

四宮先生(星野源)が正論しか言わなくて逆に良い

最後に、四宮先生こと星野源さんが私は観ていてとても気持ちが良いです。

きっちりした役柄ですし、実際にもし病院にあの先生がいたら冷たい印象を受けかねないですが、個人的にはあんな風に正論をばっさり言ってくれる先生は信頼できて良いですね。

うちの息子がかかっている近所の耳鼻科の先生も、四宮先生をさらに50倍くらいきつめにしたような方です(笑)

子どもでも容赦せずに色々言うし、大人も普通にがっつり怒られたり。でもめちゃくちゃ腕が良いと感じます。口は怖いですが。(笑)

なんで腕が良いかって、以前に息子のちょっとした鼻水で病院にかかった時に、そういえば昨夜ちょっとだけ微熱が出ましたと妻が言ったら、インフルエンザの検査をいきなりやってくれて、見事ビンゴだったことがあったんですね。

もうインフルエンザの流行時期もとっくに過ぎていた時期だったので、妻は相当びっくりしたそうです。

さすが…!と感激していて、それからはどれだけ先生の言い方が怖くとも家族全員そこの病院に通い続けていますね。

もちろん感情論も時には必要ですし、言い方というものがあるということもわかります。

それでもドラマの四宮先生のように、あんな風に冷静に仕事をしっかりとこなす人のほうが私はかえって安心できますね。

産後鬱の佐野さんの自殺を引き留める言葉もまたよかった。

「治療できます」とはっきりと言い切ったところですね。

あの時に、「赤ちゃんにはママしかいないんですよ!」とか言ってたら、下手したら佐野さんはそのまま飛び降りていたかもしれませんよね…

 コウノドリの原作を読みたい方は!

次回のコウノドリの第四話は、研修医にスポットを当てるような予告でしたね。

その中でも私が気になったのは、切迫早産というワードです。

我が家の妻も上の息子の時に切迫早産で入院寸前の絶対安静までいったので、他人事ではありません。

一人目で切迫した人は二人目もしやすいそうですからね。気は抜けません。

コウノドリの原作漫画を読みたい方は、こちらから購入できます。

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1巻、2巻は11月9日まで無料なのでこの機会に読んでみては?

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