Jアラートとは?その効果と北朝鮮のミサイルの威力を知り対策しよう!
こんにちは!ちょらぶろぐのヒデチョラです。(@hidechora )
ということで、
1つ目の方法として、頭の中での避難訓練をしておく話しをしました。
今回は、具体的な避難方法をお話しする前に、ミサイルの威力、日本の防衛システムについてお話ししたいと思います。敵を知り、己を知ることで、適切な対策が打てるというものです。
なるべく正解を導けるように、お話ししていきたいと思います。
ミサイル落下時は?Jアラートで通知!肝心のミサイルの威力は?
ミサイル落下は「Jアラート」で把握しよう!
そもそも、どうやってミサイルが飛んできたことを我々は知ることができるのか?
それは「Jアラート」です。
皆さんも8月29日の早朝に、携帯電話が鳴って起きた!という方が多いのではないでしょうか。
Jアラートとは、政府が24時間対応で、北朝鮮がミサイルが発射された際に瞬時に全国へその情報を発信するシステムで、具体的には、市町村の屋外スピーカーから流れたり、携帯電話に速報が入る形となっています。
「このJアラート、ミサイルが発射されたら必ず鳴るの?」という疑問があるかと思います。
実はそういうわけでもないようです。
政府は、日本に飛来する可能性があると判断した場合にのみ、Jアラートを鳴らします。
日本には飛来しないだろうと判断した場合は、北朝鮮がミサイルを発射していてもJアラートは鳴らない可能性があります。
そう考えると、なんだか怖くなってきませんか?
29日は、実際に飛来し着弾する可能性が十分に存在していたのです。
当日は慌てて起きたものの、のんびりとテレビを見て、呑気に会社へ行っていた方も多いのではないでしょうか。
日本は平和ボケしていると言ってもおかしくはありませんよね。
そしてこの「Jアラート」ですが、性能について疑問の声を上げている方も少なくないようです。
これについてはまた後から掘り下げていきたいと思います。
ミサイルの性能・威力を知り、対策!
まずは我々が、ミサイル攻撃を知る手段を把握することができました。
では次に、敵のミサイルの攻撃力、脅威を確認していきましょう。
敵の攻撃手段、武器性能が何かわからない状態では対策もくそもありませんね。
例えば、野球で言うと、ピッチャーの変化球の球種も知らないで、ストレートの球を打つ練習ばかりしていても、ヒットを打てる可能性は低いということですね。
ミサイルのスピード
発射後約10分で日本に辿り着く実力があるようです。
恐ろしく早いですね。
しかし、実際に10分のカウントダウンと同時に我々はミサイルの発射を知ることはできません。
これは先ほど述べた、Jアラートの性能に関わってきます。
8月29日には実際に、ミサイルが発射されたのが午前5時58分で、Jアラートが鳴ったのは午前6時2分でした。
つまりは実際の避難時間は6分間しかないと推測されます。
このことから、専門家の方々もJアラートが鳴ったと思ったら着弾してしまうなんて意味がないじゃないか!という声を上げている方もいるようです。
その残り時間の中で最適な避難方法を判断し、実行しなければなりません。
ミサイルの攻撃力
ハンパない。の一言に尽きます。(笑)
広島に落ちた原爆を比較の参考にしましょう。
まず、北朝鮮のミサイルが搭載可能な核弾頭は、最大で50キロトンという数値だと言われています。
キロトンという単位についてはよくわからなくても大丈夫です。
しかし、広島の原爆が約18キロトン、長崎の原爆が約20キロトンだったと言われています。
この時点で数字的には約3倍近い威力があるとわかりますね。
広島の原爆の被害についてですが、
・爆風:半径3km範囲内の家屋全壊。
・温度:8000℃超、半径10kmの範囲が壊滅状態。
・放射能:半径2kmが汚染。さらに落下時の灰や雨に当たっても被爆。
単純に計算したとしても、これよりも威力が上だと推測されているのです。
もちろん当時の家屋と現在の家屋にも強度の差などはありますが、それでも恐ろしいことには変わりありません。
この攻撃力から、おのずと対策としては何をしなければならないのかがわかってきます。
ミサイルの迎撃システム
ちなみに、ミサイルが発射された場合、迎撃システムがあるんじゃないの?という疑問もあると思います。
結論から言うと、迎撃システムはきちんとあります。
もしも日本に向けて発射されたとしても、自衛隊による迎撃システムにより、空中でミサイルは迎撃されると推定されています。
しかし、想像してみてください。
迎撃できたといえど、核弾頭であった場合、どうなるでしょうか。
もうおわかりですね、迎撃できたとしても、爆破により破片が飛び散る恐れが十二分にあります。
核弾頭の場合、通常であれば起爆装置というものが設置されているため、
迎撃時の衝撃では起爆しない、とは言われています。
それでも本当にそうだとは言い切れませんよね。
さらに恐ろしいことに、ミサイルの種類が核弾頭だけだとは限らないという点です。
サリン弾などの化学兵器が用いられる場合もあるのです。
その場合は、ミサイルを迎撃しただけでも空中に化学物質が飛び散る恐れがあります。
放射能とサリンはどちらが怖いの?と言うと、
どちらも怖い、という結論で間違いないと思います。
何にせよ、ミサイルが発射された場合はとにかく避難、それしかありませんね。
まとめ
ミサイル発射は「Jアラート」で知る
Jアラートからミサイル落下まで、6分しかない
威力は広島原爆の約3倍
いかがでしたでしょうか?己を知り、敵を知ることができました。
次回は、今回学んだことを元に、具体的な避難先、避難方法を説明しましょう!